札幌のもの忘れ外来なら札幌立花病院。札幌市手稲区にある長期療養型施設です。慢性期や高齢、老人の患者さまにも安心して過ごせる環境を提供しています。

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手荒れ

手荒れとは

手荒れ(手湿疹)とは、手の皮膚に起こる炎症のことで、赤み・かゆみ・乾燥・ひび割れ・皮むけ・水ぶくれなどの症状が現れます。
日常的な水仕事や手洗い、消毒、乾燥などによって起こることが多く、「主婦湿疹」「職業性皮膚炎」とも呼ばれることがあります。
軽い症状でも放置していると悪化し、慢性化することがあるため、早めの対処とケアが大切です。

手荒れの原因

手荒れは、皮膚のバリア機能が低下し、刺激や乾燥に弱くなることが主な原因です。
以下のような生活習慣や環境が関係しています。

  • 主な原因一覧
  • 水仕事・洗剤・石けんの使用:洗浄成分により皮脂が奪われ、乾燥しやすくなります
  • アルコール消毒の頻用:消毒による脱脂作用で肌が刺激されます
  • 頻繁な手洗い:バリア機能が繰り返し傷つけられます
  • 乾燥した気候や空調:特に冬場は湿度が下がり、手の乾燥が進みます
  • 職業的な要因:美容師・調理師・医療従事者・清掃員など、手を酷使する職種で多くみられます
  • アレルギー体質:アトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎の傾向がある方は悪化しやすいです

手荒れの種類と症状

手荒れは、症状の軽重や経過によって次のように分類されます。

  • 主な症状
  • 手の乾燥・かさつき
  • 赤みや軽いかゆみ
  • 皮膚が硬くなる(角化)
  • ひび割れ・あかぎれ
  • 指先や関節部の皮むけ
  • 小さな水ぶくれ(湿疹)
  • ジクジクしたただれや出血

これらの症状が繰り返し起こる、または長引く場合は、慢性の手湿疹に進行している可能性があります。

手荒れの治療法

手荒れの治療では、まず原因を見つけて取り除くことと、皮膚のバリア機能を回復させるケアが基本になります。
症状に応じて以下のような治療が行われます。

  • 主な治療法
  • ステロイド外用薬:炎症を抑える基本的な治療。症状に応じて強さを使い分けます
  • 保湿剤の使用:ワセリンやヘパリン類似物質などで乾燥を防ぎます
  • 抗ヒスタミン薬(内服):かゆみが強い場合に処方されることがあります
  • 非ステロイド系外用薬:皮膚の状態によっては、長期使用可能な薬を使うこともあります
  • 原因物質の回避:パッチテストなどでアレルゲンを特定し、避ける対策をします

※皮膚科での診察を受け、医師の指示に従って適切に治療を継続することが大切です。

手荒れを防ぐための生活習慣

手荒れは予防がとても大切です。
日常生活の中で、以下のような対策を心がけましょう。

  • 手荒れ予防のポイント
  • 水仕事のときはゴム手袋を使用(直接洗剤に触れない)
  • 手を洗った後はすぐに保湿する(タオルでやさしく水分を拭き取ってから)
  • 低刺激の石けん・ハンドソープを使用する
  • アルコール消毒後も保湿ケアを忘れずに
  • 手が荒れやすい季節(冬)にはこまめに保湿剤を塗る
  • 就寝前に保湿+手袋をすることで集中ケアも可能