入院のご案内
人工呼吸器患者さまの受け入れも行っています
詳しくはこちら入院の流れ
- 入院決定
- 入院手続き
- 入院生活
- 退院手続き
入院の手続き
※入院・退院はすべて医師の指示によりますので、入院が決まりましたら1階事務室入退院受付で下記の手続きをして下さい。

- 入院申込書・契約書兼保証契約書は身元引受人と連帯保証人が必要ですので、どなたかお二人依頼し、身元引受人と連帯保証人は必ず自署で所定事項を記入・押印のうえ3.の入院保証金と一緒に提出して下さい(身元引受人と連帯保証人は別世帯となるようにお願いします)
- 保険外負担料金同意書(承諾書)は所定事項を記入し提出して下さい。
- 入院保証金として、10,000円を納入して下さい(退院の際、返金致しますので入院保証金お預かり証は紛失せずにお持ち下さい。)
- 次のうちいずれかを提示して下さい。
マイナ保険証、標準負担額減額認定証、重度心身障害者医療受給者証、身体障害者手帳、特定医療費(指定難病)受給者証、介護保険証等お持ちの保険証関係一式
業務上の疾病による場合は事業所からの証明書(様式第5号等)
※マイナ保険証等未提出の場合は10割負担となっております。
持ち物リスト
- マイナ保険証
- 診察券
- 入院申込書
- 日用品(パジャマ、タオル、洗面用具など)
※当院の病衣・下着(シャツ・パンツ)・靴下等をご使用できますので持参の必要はありません。
貴重品・金銭を紛失しても責任は負いかねます。当座の小遣い以外は持参しないで下さい。(当院では多額の金銭や貴重品はお預かりできません。ご家族での管理をお願い致します)
病室の種類と設備
実際の1人部屋の写真です。
テレビや冷蔵庫もありゆったりとおくつろぎいただけます。

面会について
- 体調がすぐれない方(発熱・咳・下痢など)は面会をご遠慮ください
- 院内ではマスクの着用と手指消毒をお願いします
- 面会中は、大声での会話や長時間の滞在をお控えください
- 飲食物の差し入れは制限がある場合があります。事前にスタッフへご相談ください
※インフルエンザ・感染症の流行時期や状況により、面会を制限または禁止する場合があります。
最新の情報はホームページの「お知らせ」欄などでご確認ください。
面会について

食事と栄養管理
管理栄養士・栄養士が常駐し一人ひとりの病状や栄養状態に合わせた、安心・安全で栄養バランスのとれたお食事を提供しています。
食事は治療やリハビリの効果を高めるためにも大切な要素です。

入院費用と支払い方法
入院中の医療費の請求は、毎月末日に締め切り、翌月10日にご用意できておりますので、同月月末までに会計窓口にてお支払い下さい。(退院の時は退院時)
また、入院費口座振替も行っておりますので、1階事務室会計窓口にお問い合わせ下さい(北洋銀行、北海道銀行、ゆうちょ銀行です)
※領収書の再発行は致しませんので大切に保管して下さい。
月に一度、保険証を確認しますので、お支払いの際にご持参下さい。
請求書の郵送はしておりません。
入院支払方法につきましての相談は1階事務所までご連絡下さい。
医療費・食事代の他、紙オムツ、病衣・タオル・下着などは自己負担となります。

お食事や共同利用について
- 食事
- 当院では入院時食事・生活療養費(Ⅰ)の基準を満たしており、医師の指示により症状に応じた食事になっておりますので補食はお断り致します。果物、生ものの持ち込みは原則禁止です。
- 冷蔵庫
- 共同で使用します。各部屋で1台です。
- テレビ
- 共同で使用します。各部屋で1台です。
- 寝具
- 当院にて、寝具類を用意いたしますので持参する必要はありません。
- 公衆電話
- 1階事務室前と2A・3A看護詰所前の電話をご利用下さい。携帯電話は紛失・盗難防止のためお持ちにならないでください。
皮膚科回診を行っています
当院では週に1度皮膚科専門医による回診を行っております。
褥瘡(床ずれ)や皮膚のかゆみ・かぶれなど、療養生活で起こりやすい皮膚トラブルはもちろん、類天疱瘡などの自己免疫性疾患、他院から持ち込み褥瘡など、難治性の症状にも対応可能です。
これまでにも、複数の患者さまの皮膚疾患に対して、専門的な視点からの診断治療により状態改善を実現してきました。
看護師や介護スタッフとも密に連携し、日常のスキンケアから専門的な治療までを一体的に提供しております。
患者さまご本人はもちろん、ご家族の皆様にも安心していただける医療体制を整えています。

選ばれるポイント

専門の皮膚科医が在籍
皮膚および褥瘡(床ずれ)の専門家が対応。
皮膚疾患に関する幅広い知識と経験を持っています。

丁寧な処置
包括的なアプローチで、患者さまの健康と快適さを最優先に考えます。

エアマットで皮膚の負担を軽減
褥瘡(床ずれ)の予防・軽減に効果的なエアマットを導入し蒸れを防ぎ、皮膚環境を快適に維持します。
高齢者がかかりやすい皮膚疾患
加齢による皮膚のバリア機能の低下や変化により、さまざまな皮膚疾患を発症します。
ここでは、そんな高齢者のかゆみを伴う皮膚疾患の一例を記載しています。
気になる症状が現れたら、すぐに当院までご相談ください。
疥癬(かいせん)
疥癬は、皮膚にかゆみや湿疹を引き起こす寄生虫感染症の一つです。
疥癬の主要な原因は疥癬ダニ(Sarcoptes scabiei)という小さな寄生虫です。

- 症状
皮膚に小さな発疹や湿疹ができ、これが強いかゆみを引き起こします。特に夜間にかゆみがひどくなることがあります。かゆみを伴う小さな隆起や湿疹が指の間や手首、肘、膝、足の裏などに現れます。疥癬ダニが皮膚の中にトンネルを掘ることがあり、これにより皮膚に赤い線状の発疹ができることがあります。 - 治療
疥癬は処方薬を使用して効果的に治療できます。通常、殺虫剤や殺ダニ薬が使用され、これによりダニが皮膚から駆除されます。同時に、感染者の家族や身近な接触者も治療することが重要です。 - 予防
疥癬の予防には、感染者との接触を避けること、共用の寝具や衣類を避けること、定期的な手洗いなどが含まれます。
ボーエン病
ボーエン病は、皮膚に現れる異常な細胞の成長による皮膚疾患の一つです。
これは非常に浅い層の皮膚で起こり、通常は悪性腫瘍(がん)ではありません。
ほかの皮膚疾患やがんと区別するのが難しいことがあります。

- 原因
皮膚細胞のDNAの変異や損傷に関連しており、紫外線やがん関連のリスク要因が影響を与える可能性があります。 - 症状
一般的なボーエン病の症状には、皮膚上に現れる赤みや皮膚色の変化、かゆみ、腫れ、鱗状の斑点が含まれます。これらの症状は通常がんの初期段階で起こります。 - 治療
通常局所的な皮膚疾患であり、大部分の場合、手術によって取り除かれます。手術の種類や範囲は病変の大きさと深さに依存します。光線療法や凍結療法も使用されることがあります。
脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎は、皮膚の炎症性疾患の一つで、主に頭皮、顔、胸、背中、耳、眉間、および髭の周りなど皮膚が比較的脂腺が多い部分に現れることが多いです。
一般的に、これは皮膚上の脂腺が過剰に油分を分泌し、それによって炎症が引き起こされます。

- 原因
正確な原因は不明ですが遺伝的、環境的、および生活スタイルの要因が関与すると考えられています。これは脂腺の過剰な油分分泌に関連している可能性が高いです。 - 症状
脂漏性皮膚炎の主な症状には、赤み、かゆみ、脱皮、軽度の発疹、脂性の皮膚、びまん性の鱗屑(皮膚の小さな鱗状の剥がれ)、および皮膚の赤みが含まれます。これらの症状は特に頭皮や顔でよく見られます。 - 治療
脂漏性皮膚炎は通常症状の管理に焦点を当てた慢性疾患であり、完全な治療は難しいことがあります。一般的な治療法には、特殊なシャンプー、保湿剤、トピカル(局所)ステロイド、抗真菌薬などが含まれます。治療は症状の軽減と管理を目的とします。
湿疹
皮膚の炎症性疾患の総称で、さまざまな種類や原因が存在します。

- 接触皮膚炎
特定の物質や物質に対する過敏反応によって引き起こされます。例えば、金属、洗剤、化粧品、植物などにより、皮膚がかゆく赤くなることがあります。 - アトピー性皮膚炎
遺伝的要因により、皮膚のバリア機能が低下し、アレルギー反応が起こりやすくなります。主に乳幼児から始まり、かゆみ、発疹、皮膚の乾燥が特徴です。 - 手湿疹
手のひらや指に発生し、主に湿潤した状態でかゆみや炎症を引き起こすことが多いです。原因はさまざまで、特定の職業(例:看護師)、特定の化学物質(例:漂白剤)にさらされたり、アレルギー反応が引き起こすことがあります。
湿疹はかゆみを伴うことが多く、慢性的な問題となることがあります。
適切な治療法は湿疹の種類や原因によって異なりますが、一般的な治療法には、湿疹を引き起こす要因の回避、保湿剤の使用、トピカルステロイド薬、抗ヒスタミン薬、抗真菌薬などが含まれます。
また、湿疹の管理にはストレス管理、健康的な食事、適切な皮膚ケアが役立つことがあります。